週に一回ほど、中学生の女の子に英語を教えるという名目で
都内のあるお宅にお邪魔している。
だけど、実際に英語を教えたのはたった2回だけで、それからは
普通にお話ししたり、一緒に美術館に行ったり、ピザパーティをしたり、
ミュージカルを観たりしている。
お母様とも仲良くさせて頂いていて、福祉関係のお仕事をしながら
4月から大学院に通い始めたというエネルギッシュな方で、お話しするのが
とても楽しい。刺激的です。
でも正直、話すだけでお金を貰っていいのだろうかと思ってしまう時がほとんどで
逆にわたしが色々学ぶことが多いのだけれど、
お母様の弘美さんが
”先生が来るようになって、娘が元気になりました。
わたしも先生と話すと楽しいです”と
言って下さった。とてもうれしかった。
この日はビーズのキットを買って3人で手芸教室。
この写真はまどかちゃんがネックレスを作っているところ。
手先が器用で絵はもちろん、切り絵なんかもすごく上手なので
黙々と作業が進んでいた。
わたしは自分で見ていられない位不器用なので自信がなかったけれど、
サンプルがとても
可愛かったので、ピアスを作ることにした。
そしたらどうにか出来た。
ちょっと不恰好だけど、夏の白いTシャツとかに合わせたらカワイイと
思った。
弘美さんが撮ってくれた写真。
カナダに行った時の語学学校の最初の宿題で”将来どうなりたいか?”という
文章を書くことになった。
わたしは人を幸せにする仕事をしたいと書いた。
そしたら先生のリンダが”人の幸せは自分で見つけるものよ。だからあなたは
人が幸せになるお手伝いをする仕事をすればいいんじゃない?”と
言って、わたしは当時20歳で大して物も知らないくせにやたら疲れていて、
冷めていて、だけど何かを見つけたくて
だからカナダに行ったのだけど、ああ、そういう仕事を出来るようになりたいなと
ぼんやりと思った。
それから10年経って、わたしは30歳になった。
あの頃みたいに疲れていないし、冷めていない。
むしろ楽しくて、前向きで、熱くて困っちゃうぐらいだ(笑)
人が元気になる、幸せになるお手伝いをしていけたら
本当にいいと思う。
ダンスで、文章で、お話しして、何でもいいから、みんなと
一緒に元気になっていけたらいいと思う。
次回はユザワヤに行って、違うビーズセットをみんなで買いに行くことに
なった。
また”ああでもない、こうでもない””あーーーっ!!”とか”きゃー”
とか言いながらビーズを落しながら、可愛い物を作っていく。
そして笑顔になっていく。