過去に人生の4分の1ほどの時間を共に過ごした人が、
必ずと言っていいほど大勢でお酒を飲むと不機嫌になっていた。
お酒を飲むのが嫌なのではなく、わたしが酔っておかしなことを言って
まわりが笑うのが嫌だったのだ。
「ひとみは馬鹿にされてるのが分からないの?俺は自分の彼女が笑われるのは嫌なんだ」
そう言う彼に
「わたしは馬鹿にされているなんて思わない。みんな面白いから笑うんでしょ?
だったらそれでいいじゃない!笑われたって気にしない!」
2人は分かり合えなかった。
前々回の舞台『女の平和』の稽古の時に
「もう顔は気にしないでいいからめちゃくちゃにやって」と演出の
江本純子さんに言われ、自分のイメージで思い切りやったらケラケラ笑われ、
24HコスメのCMのオーディションでも
「あなたのモデル人生が終わってもいいぐらい変な顔で」と監督にリクエストされたので
普段するような顔をやったらスタッフみんながゲラゲラ笑った。
どうやらわたしは変なことをした方がいいらしい(笑)
そしてどんな状況であろうと笑ってもらうのは好きだと思った。
だからこれからも笑われて構わないよ。