思わず叫びたくなるほど良い天気。
こんなに空がきれいだと応援されている気持ちになって
何でも挑戦できる気がするね!
数週間前に行ったバーの店主と色々話していると
彼は”お客さんと常に対等”という内容になり、”別に対等でいたいなら
それはそれで構わないけれど、それをお客さんに言う必要は
ないんじゃないの?”とかそういう風に話になり、もうとにかく
男の人が強く言うのがあまり好きでない、というかとても苦手なので
楽しく飲めなくて友達には悪いけれど先に帰ったことがあった。
昨日、その店主を知る人がやっている別のバーに行って、軽くその話題になると
彼はどうやらその店主の気持ちが分かるのか知り合いだからか、何だか
もしかしたらわたしが悪かったのかなあ、大人なんだからそういうのは流してフンフン
聞いておけば良かったのかなあという気持ちになり、少し暗くなってしまった。
ちょうどいいタイミングで一緒にいた人が帰りたがったのでお店を出た。
今日になって分かったけれど、あれは大人の対応だったんだと思う。
公務員以外のわたしたちは人に何かをしてお金を貰っている。
その時に相手のことを考えて自分に出来る限りのことを精一杯して
それでやっとお金を稼ぐことが出来る。
接客業は特に分かりやすい。
嫌味なお客さんもいるしお金の話ばかりする人もいる。
ダメだしばかりで人を泣かせてしまう人もいる。
人のお金を何とも思っていない人、人のことなんて全く興味ない人もいる。
だけど、みんなお酒を飲みたかったり、元気をくれるような美味しい物を食べたかったり、
リラックスしたくてレストランやバーに行くんだよ。
みんなその気持ちは変わらないんだよ。
だからお店をやっている以上、お客さんにお金を貰っている以上、
簡単にお客さんを扱ってはいけないんだと思うんだよ。
”嫌な事はやりたくない”と例の店主が言っていたけれど
そんなのは誰だってやりたくないぜよ!だけど生きていくって
お金を稼ぐってそんな簡単なことじゃないぜよ!って
言いたかった。
わたしはただの客だし、女だし、年下だし、
生意気で面倒だと思われるのが落ちなので心に留めた。
実は毎年カナダから帰ってきて母の手伝いをするのが嫌で嫌で
仕方ないと思う時期があった。
友達には会えないし、お客さんには”色気がない”だの”カラダが
レスラーみたい””金がかかりそうな女だな”ボロクソに
言われた。だけどある時から考え方を変えた。
お客さんがいるから、私達は生活が出来るし、ごはんが食べられる。
屋根のある家に住める。だから例え嫌だと感じる人でも良い所を見つければ
話をするのが楽しくなるし、きっと自分も変われると。
そうするようになってから驚くほど、人の良い所を見つけるのが
上手になり、特技になった。
お客さんを大切に思えるようになった。
自分はずっとシャイだと思って生きていたけれど(誰も信じてくれないけど!)
最近あまりシャイじゃなくなった(気がする)
大変な仕事だけれど、こうやって母が私と妹を食べさせてくれたんだから
今は少しずつ、ほんの少しずつでも恩返ししないといけないと思ってる。
だからお客さんに文句言われようが何されようが、わたしはへこたれない。
自分が大切にすれば、絶対に大切にしてもらえる。
そう信じてるから。
家の近くに好きなワインバーがある。
とても小さいんだけど、美味しいビオワインを飲ませてくれる。
店主は何も問題がないようにしているけれど、本当はとても
大変らしい。あの笑顔の裏にどんなことを抱えているのか
恐ろしくてとても聞けない。
でも彼なら辛そうにはせずにサラッと話すのかもしれない。
わたしはああいう男性が好きだ。
辛いことも苦しいこともぐっと堪え、心折れそうな時も
歯を食いしばって前に進んでいる、進もうと
している、そんな人が好き。
そういう人と時間を共有していきたいと思った。
そんなわけで色々感じることも多いこの頃ですが
心とカラダを清めるために明日から
マスタークレンズします。3ヵ月半ぶり。
暖かくなってきたし、ちょうどいい気候。